ブラックバスが釣れない初心者へ|半年釣れなかった私が最初の一匹で分かったこと

ブラックバス釣りを始めたものの、
「何度行っても釣れない」「自分には向いていないのではないか」
そんな不安を感じている初心者の方は多いと思います。

実際、ブラックバスは、特にメジャースポットほど人が多く、
プレッシャーがかかりやすいため、以前よりも釣れづらい状況になっています。
周りの人が釣れているのを見るほど、
自分だけ取り残されたような気持ちになることもあります。

私自身、約30年前にバスフィッシングを始めてから、
半年間、一匹も釣れない時期を経験しました。
それでも通い続けた結果、
ようやく最初の一匹を釣ることができました。

この記事では、
釣れなかった半年間に感じていたこと、
そして最初の一匹から分かったことを、
初心者目線の体験談としてお伝えします。


バスフィッシングは初心者には難しいと感じる

ブラックバス釣りは、初心者にとって難しく感じやすい釣りです。
その背景には、釣り場の環境や、人の多さといった要因があります。

特に有名なメジャースポットでは人が集まりやすく、
バスにプレッシャーがかかりやすい環境になっています。
その結果、ルアーを投げても簡単には反応せず、
初めて挑戦した人ほど「全然釣れない」と感じやすくなります。

また、周りを見ると、
慣れていそうな人が普通に釣っているように見えることもあります。
その光景が余計に、
「自分だけ釣れていないのではないか」
という不安を強くしてしまいます。

けれど、最初のうちは釣れないのが特別なことではありません。
多くの人が、同じように
分からない時間を長く経験しています。

私自身も、始めた頃は
「何が悪いのか分からない」状態が続いていました。
だからこそ、初心者がつまずきやすいのは
技術そのものよりも、釣れない時間にどう向き合うかだと感じています。


友人と始めたバス釣りで自分だけが釣れなかった

バスフィッシングは、4〜5人の友人と一緒に始めました。
最初のうちは、全員が初心者で、誰も釣れませんでした。
「まあ、こんなものだろう」と笑いながら、
同じようにルアーを投げていました。

ところが、しばらくすると状況が少しずつ変わっていきます。
ある日、一人が釣り、
次は、また別の一人が釣りました。
そのたびに「すごいな」と思う一方で、
心のどこかが少しだけざわつきました。

気づけば、最後まで釣れていないのは自分だけになっていました。
一緒に始めたはずなのに、
なぜか自分だけ取り残されたような感覚がありました。

正直に言うと、かなり悔しかったです。
誰かと競っていたわけではありません。
それでも、
「同じように始めたのに、自分だけ結果が出ていない」
その状況が、ずっと頭から離れませんでした。

その悔しさがきっかけで、
一人でも釣りに行くようになりました。
誰かに見せるためでも、
早く追いつきたいからでもありません。

ただ、
「このまま釣れないまま終わるのは嫌だ」
その気持ちだけだったと思います。


バスフィッシングを始めて半年間、一匹も釣れなかった

一人で釣りに行くようになってからも、
状況はすぐには変わりませんでした。

バスフィッシングを始めてから、
半年間、一匹も釣れない時間が続きました。
場所を変えてみても、時間帯をずらしてみても、
目に見える変化はありませんでした。

投げても投げても反応はなく、
ただ時間だけが過ぎていきます。
「今日は何かあるかもしれない」と思って出かけても、
結局、何も起きないまま帰る日がほとんどでした。

次第に、
何が悪いのか分からない状態が一番つらくなってきました。
間違っているのか、合っているのか、
判断する材料すらありませんでした。

「向いていないのかもしれない」
「続けて意味があるのだろうか」
そんな考えが頭をよぎることもありました。

それでも、不思議と辞めようとは思いませんでした。
ここで辞めてしまえば、
何も分からないまま終わってしまう気がしたからです。

今振り返ると、
あの半年間は、何も起きていないようで、
少しずつ感覚を積み重ねていた時間だったのかもしれません。


最初の一匹で分かった「釣れるようになる感覚」

ある日、ようやく一匹釣れました。
サイズは、正直言って大きくはありませんでした。

それでも、その瞬間に思いました。
「そうか、こういう風にすればいいのか」。

それまでの釣りは、
何が合っていて、何が間違っているのか分からないまま、
ただ手探りで続けている感覚でした。
けれど、最初の一匹を釣ったことで、
霧の中にいた視界が、少しだけ開けた気がしました。

「この場所」「この動かし方」「このタイミング」。
すべてが完璧に理解できたわけではありません。
それでも、
自分のやってきたことが、
まったく間違っていなかったと感じられました。

釣れた事実そのものよりも、
再現できそうだと思えたことの方が大きかったです。
次は同じようにやってみよう。
少しだけ変えてみよう。
そう考えられるようになりました。

その一匹を境に、
釣りは運任せから考えるものに変わりました。
すると、不思議なことに、
この半年間が嘘だったかのように、
少しずつ釣果も上がっていきました。


嬉しすぎて、ブラックバスを持つ手が震えた

最初の一匹を釣り上げて、
ブラックバスを手に取った瞬間、
嬉しすぎて、手が震えました。

サイズは決して大きくありません。
誰かに自慢できるような魚でもありません。
それでも、その一匹を見たとき、
半年間、何も起きなかった時間が
一気につながった気がしました。

「やっと釣れた」
その気持ちよりも、
「ここまで続けてきてよかった」
という思いのほうが強かったと思います。

そのとき、後ろから子どもの声が聞こえました。

「あっ、あの人、釣れてる」

その一言で、急に我に返りました。
初心者だと思われたくなくて、
釣れて当然みたいな顔をして、
すぐにブラックバスを水に戻しました。

本当は、
もう少しだけ手の中の感触を確かめたかったです。
じっくり眺めて、
「釣れたな」と実感したかった。

でも、その一瞬の震えは、
今でもはっきり覚えています。


最初の一匹は才能ではなく「続けた事」の答えだった

今振り返って思うのは、
あの最初の一匹は、
才能があったから釣れたわけではないということです。

上手なやり方を知っていたわけでも、
特別なセンスがあったわけでもありません。
ただ、釣れない時間を受け止めて、
やめずに続けていただけでした。

半年間、何も起きなかった時間があったからこそ、
あの一匹には意味がありました。
サイズが小さくても、
その日釣れたのが1匹だけでも、
続けてきた事実が、形になった瞬間でした。

最初の一匹は、ゴールではありません。
けれど、
「このまま続けていい」
そう教えてくれる答えにはなります。

もし今、
釣れない時間の中にいるなら、
それは何も進んでいない時間ではありません。

目に見えないだけで、
ちゃんと積み重なっています。

あのとき手が震えたのは、
釣れたからではなく、
続けてきた時間が、
ようやく報われた瞬間だったのだと思っています。

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